第40章 ※ベッドの扱い方
杏「それで、この続きはどうして欲しいんだ。」
「……で、では…少しだけ脱いでください。」
帽子を脇に置くと桜はジャケットの釦を外し 杏寿郎の手をシャツの釦へ導いた。
それに杏寿郎は面白がる様な目を向ける。
杏「こちらは手伝ってくれないのか。」
そう言いながらも杏寿郎が手早く釦を外してはだけさせると 桜はやらせておきながら真っ赤になった。
(…かっこいい……けど、すっごく………なんというか、刺激的…だな……。私も多分へんたいなんだ………って、あれ?)
「わ……!ふ、腹筋……、触ってもいいですか…っ?」
はだけさせているとは言え、まだ服を着ていることで目を向ける余裕があった桜は ちらちらと見え隠れする尋常じゃない筋肉に興味を引かれてしまった。
杏寿郎は少しだけ首を傾げたが、自身の体に触れたいと言う桜の言葉を嬉しく思うとすぐに太陽の様な笑みを浮かべる。
杏「勿論良いぞ!!好きなだけ触ってくれ!!!」
桜は快諾されると赤くなりながらも微笑んで礼を言い、そろそろと手を伸ばしてぺたっと杏寿郎の腹に触れた。