第6章 ラッキースケベ
「クッション…になりましたかね…?あんまないと思うんですけど…」
「柔らかかったっスよ。女の子の胸にダイブできるなんて、ついてるっスね~」
「もぉ~…思春期の男の子ってやつは……」
「もちろん、誰でもいいってわけじゃなくて…他でもないなつきちゃんだったからっスけど。」
女の子の胸なら誰でもいいんじゃないか、とジト~…と見ていたのに気づいたラギーがそういう。私だったからラッキー?その言葉に思わず反応して顔が赤くなっていく。
「シシシ…顔真っ赤っスね~あんましそんな顔男の前で見せちゃダメっスよ?」
「………」
「……?なんスか?」
指摘されて少し悔しい。笑ってるラギーの服を引っ張って精一杯にニッコリ笑う。
「私も誰にでも見せるんじゃなくて……ラギー先輩にしか見せないつもりです、けど?」
「………こ~ら、そういうことも言っちゃダメ。歯止め効かなくなったら、アンタなんかペロっと食べちゃうっスよ。」
私的には頑張ったのに、さっきと変わらず余裕そうなその顔に少しだけ負けた気になる。ラギーはそのまま何もなかったかのように洗濯物を拾い始めるものだから、ぷく、と頬を膨らませてしまう。それに気づいたラギーは、ポンポン、と頭を軽くなでるとこう言った。
「…ま、終わった後は暇なんで………ゆっくりさっきの続きでもしましょうかねぇ…シシシっ!!」