第3章 メイド服
「ね、定番のセリフ言ってあげようか。」
「定番のセリフ?」
「おかえりなさいませ、ご主人様。ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも……私?」
「~~~~っ!!!」
コテン、と首をかしげてぶりっ子をしてみる。その瞬間、デュースが大量の鼻血を吹き出してしまった。
「うわああああ!!!ごめんデュース、刺激が強かった!?」
「メイド服のなつき…」
鼻血垂れ流し状態でそうつぶやくと、それはとてもとても安らかにすぅ……と目をつぶってしまった。いや、ごめん、私のせいなんだろうけどどうすればいいのかわからないから意識飛ばさないでほしかった。