第8章 〇〇しないと出れない部屋
「あっ、待って見ないほうが…」
「………はぁ…この部屋用意したやつをとりあえず今すぐぶっ殺したいっス。」
「ご丁寧にベットもあって、そのぉ…どうしようかな、と…」
本音としてはナイスお題、と思っているけど…建前としてはね。こういうことがない限り、あんまりラギーは私に触れようとはしてこない。単に私に興味がないだけの可能性もあるけど。
「あ~…本当っスね。そういうことだったんスか。」
「キスより凄いことって…ラギー先輩、他に思いつきます?」
「………一応聞いとくっスけどなつきちゃん、好きな人は?」
「………あ~…」
心当たりがあり目をそらしてしまう。でもそれは好きは好きだけど、その好きじゃなくて…推しに対する好きであって…って言っても多分伝わらないだろう。煮え切らない私の態度を見てラギーも察したのか、あ~…といって耳の後ろをポリポリとかく。
「まぁ…好きな人がいる相手に、そんなことする気はないっスよ。キスより凄いことねぇ…」
ん~、と考え込んでるラギーに少し残念な気持ちもある。せっかくの機会だ、こういうことがない限り手を出してこないラギーの、意外な一面のあれやそれを拝めるチャンスだったかもしれないのに。なんて悔やんでると、何か思いついたらしいラギーが近寄ってきた。
「………とりあえず物は試しっスね。」
「ん?何するんですか?」
「まあまあ、ちょっと大人しくしてろよ?」
「あっ、待って見ないほうが…」
「………はぁ…この部屋用意したやつをとりあえず今すぐぶっ殺したいっス。」
「ご丁寧にベットもあって、そのぉ…どうしようかな、と…」
本音としてはナイスお題、と思っているけど…建前としてはね。こういうことがない限り、あんまりラギーは私に触れようとはしてこない。単に私に興味がないだけの可能性もあるけど。
「あ~…本当っスね。そういうことだったんスか。」
「キスより凄いことって…ラギー先輩、他に思いつきます?」
「………一応聞いとくっスけどさとみちゃん、好きな人は?」
「………あ~…」