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2人の監督生

第7章 人形


「ほらよ。」

「え?何?」

「してぇんだろ。」

「あ、もふもふ?え、いいの?」

まさかご本人から許しを貰えるなんて思ってもおらず、顔が自然にほころんでしまった。わしわしと頭をなでる。レオナもレオナでゴロゴロと喉を鳴らして気持ちよさそうにしてるし。これは私が満足するまで撫でさしてもらえるのかな?

「おい、撫で過ぎだ。」

「あ、やっぱり撫で放題ってわけじゃないんだ…」

ちょっと残念、と思いながら肩を落とす。するとレオナは、頭の後ろに手を伸ばしてきて私の頭をグイ、と自身に近づけると……触れるだけの軽いキスをしてきた。ペロ、っと満足そうに笑ってまた膝に寝ころぶ。

「………ふ、間抜け面。」
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