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泣き虫ちゃんの話(Eダイゴさん夢)

第4章 再戦


 ダイゴさんと再会を果たした私は一応確認も込めて質問をする。
「ミクリさんの言ってた強いトレーナーって」
「ボクのことだろうね」
「やっぱそうなんだ……」
「ボクの方こそ驚いたよ。ミクリが珍しく期待の持てるトレーナーが現れたからボクを紹介したって言ってきてそれが君だったんだから」
「ミクリさんがそんなことを?」
「ああ」
 ミクリさんにそんな風に言ってもらえた事実が嬉しくてつい頬が緩んでしまう。そうするとダイゴさんが何故か「ふーん」と低い声を出す。なんだその反応はと思い顔を上げるとダイゴさんはなにもなかったようににっこりと笑って「なんでもないよ」と一言。
「それでなんだけど、見てわかるとおり今採掘中でね。あともう少しで終わりそうだからバトルは少し待ってほしいんだ」
「えっ」
「こんな微妙なところで放置するのはなんとなく気持ち悪くてね、キリの良いところまで待っていてくれないかな?」
「まぁ、少しくらいなら、」
「そうか、ありがとう! 泣き虫ちゃんは相変わらず優しいね」
「その泣き虫ちゃんってやめて!」
 元々いくらミクリさんから連絡はしていたとはいえいきなり訪ねたのは私の方だ。ダイゴさんの言いたいこともなんとなくわかる。キリの良くないところで放置するのはなんだか気持ち悪い。それに申し訳なさそうに言ってくるダイゴさんを見てわがままを押し通すのもなんか違うなと思った。泣き虫ちゃんと呼ばれるのはムカつくけれど。
 それからダイゴさんはまた壁に向かって作業を再開して私はその後ろでバトルの作戦を考える。
 あのときダイゴさんはメタグロスを使ってきた。他の手持ちはなんだろうか。メタグロス一体で六タテされてしまったからわからない。また第一手にメタグロス出してくるだろうか。わざわざダンバルを私にくれたんだ。もしかしたらメタグロスが相棒で今日は他のポケモンを先発してくるかもしれない。
 頭を悩ませる。いくら考えてもまとまらない。ここに来たのは気分転換も兼ねていたが気分転換にならなさそうな予感しかしない。それでも、前よりも私が強くなっているところをこの人に見せつけたい。そしてこの人に勝ちたい。この人に勝てば私は私を認められるようになる、そんな気がするんだ。
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