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泣き虫ちゃんの話(Eダイゴさん夢)

第5章 葛藤


 私はまた四天王とチャンピオンに挑みに来た。今日こそ勝つ。昨日みたいなバトルはしない。そう意気込んで。
 でも結果はどうだっただろうか。昨日と同じくらいだった気がする。まだ私の心は動揺しているのか。
 今日は本当に、そのままポケモンセンターに帰った。
 次の日。
 少し良くなった気がする。気持ちが落ち着いてきたのだろうか。
 その次の日。
 だんだん私のバトルが出来ている気がする。ああ、バトルが楽しい!
 でも、その日は午後にハルカから連絡があった。ポケナビを交換しているのだ。別におかしくない。それでも、なんで今。
 ハルカからの連絡はバトルの相談だった。ハルカが言うには自分はバトルにむらがある、だからそこをどうにか鍛えたいらしい。最初ダイゴさんに相談したらダイゴさんが「トオルは安定したバトルが出来るから聞いてみるといい」と言ったようだ。今まさに安定していないんだけれど。
 けどせっかく頼ってきたのだ。私は真面目に答える。とは言っても正直理由はわかっている。ハルカは経験の少なさが原因だ。旅を始めてからとんとん拍子にトップまで登り詰めたから経験が少ない。だからハルカには沢山バトルをすればいいと、アドバイスをした。
 ダイゴさんもわかっているはずなのに人が悪い。
 そのまた次の日。
 昨日ハルカと話したからかまた調子を崩した。四天王に負けることはないけれどミクリさんとのバトルがボロボロだ。ここは一度気分を変えなければ。
 そう思ってやってきたのが流星の滝。なんでここに来てしまったんだ。無意識って怖い。
 また嫌な予感がするけれど中に入る。やめればいいのに私は馬鹿だ。
 結局、前と同じくダイゴさんはハルカとバトルをしていた。あれから毎日ここでバトルしているのだろうか。なんだか嫌な気分になる。
 バトルが終わって私に気がつくのはまたダイゴさん。ダイゴさんの視線を追って私を見つけたハルカはなんだか嬉しそうだ。なんか懐かれた気がする。
「トオル!」
「ダイゴさん、ハルカこんにちは。いつもバトルしてるの?」
「ああ、ハルカちゃんはスポンジみたいにどんどん吸収して強くなる。バトルしていて楽しいよ」
「ホントですか! 嬉しいです!」
 気づかれないように大きく息を吸う。落ち着け落ち着け。
「トオルはどうしてここに?」
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