第5章 マテール
アレンside
あの惨事の後、相良と別れた僕は
ヘブラスカに僕のイノセンスを見てもらった
僕がずっと対アクマ武器、と言っていたのは
イノセンスという名前だったらしい
ちなみに神田のは六幻;刀
リナリーのはダークブーツ;靴
相良のはブラックノート;書いたことが実現する本
らしい
(皆装備型だから修理しなくていいんだな……)
中でも相良はイノセンスとのシンクロ率が高く
95%を超えているらしい
しかも、普段はイノセンスを使わなくてもAKUMAを壊せるらしい
………僕は83%
女性に負けるのは、僕にもプライドってものがあるため
嫌だ
「しかも、相良のあの無表情とマグロ目!
何なんですか!
昨日の別れ際にはモヤシってあだ名をつけられました!
だったらこっちもマグロって呼んでやりましょうか。ね、ティム!」
僕は怒りながら、ジェリーさんに頼んだ朝食(とは思えないほどの量)をテーブルに運びながら言った
僕には愛想が無く
神田やリナリーには態度がいいのも
何故か頭にくる
まだ僕を認めてないってことですか
そうですか
…でも、コムイさんにも随分悪態ついてた気がする…
そういえば皆は、いつからここにいるんだろう
また聞いてみようかな…
考えながら席についたところで
大きな声がした