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【鬼滅の刃】継ぐ子の役割
第97章 答え合わせ
「火憐ちゃん、ありがとう。本当はもっとお話したかったけれど、冨岡さんが可哀想よ。早く戻らないと」
甘露寺が続けた。伊黒は、宇那手にしがみついている時透を引き剥がした。
「行かせてやれ。もうコイツは、一生分の厄介を味わったんだ」
「寂しいが⋯⋯また会えるだろう」
悲鳴嶼は、手を合わせた。
「さあ、戻れ、火憐。目を覚まして生きて行け」
宇那手は静かに目を閉じた。温もりのある方へ、意識を近付けた。
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