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【鬼滅の刃】継ぐ子の役割
第95章 隻腕の剣士
「私は呪われているんです」
宇那手は、儚げに微笑んだ。
「私は産屋敷の分家の末裔です。鬼舞辻が人を害し、罪を重ねる程、私の身体は強靭になる。⋯⋯耀哉様が若くして亡くなられた分⋯⋯これまで産屋敷一族が寿命を奪われた分、私は強くなっている。戦う為に生かされている存在です」
「そんな⋯⋯それじゃあ、戦いが終わった時⋯⋯貴女は⋯⋯。呪いが消えたら──」
「戻りますよ」
宇那手は、窓から外へ飛び出した。夜明けまで、後四十分だ。
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