• テキストサイズ

【鬼滅の刃】継ぐ子の役割

第89章 激怒


────
「なんだアイツ! 化け物かァ?!」

 不死川は、震える手を押さえた。冨岡が、彼処まで感情を露にするのは、始めての事だった。

(ずっと隠してるのか? あんな怒りを。何も言わない事が⋯⋯アイツの自衛なのか?!)

「⋯⋯誤解⋯⋯していたのか⋯⋯?」

 不死川にとって、冨岡は意味不明な人間だった。何を考えているか分からず、偶に口を開けば神経を逆撫でする様な事を言い、柱の誰かが殉職しても顔色一つ変えない不気味な存在だった。

「クソがァ! どいつもコイツも、弱過ぎるんだよォ! さっさと辿り着け!! 最終地点へ!! アイツが⋯⋯殺される前に⋯⋯」

/ 766ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp