第24章 結※
「あっ⋯⋯」
必死に押し殺した喘ぎ声。冨岡は、宇那手の顎を親指で持ち上げ、目線を合わせた。
「声を殺すな。誰も聞いていない。今日は下も触るが、本気で抵抗すれば止める」
彼の手が、隊服から剥き出しになった宇那手の足に伸びた。普段、決して触れることのない場所だ。
「嫌っ! 私⋯⋯どうして⋯⋯触られるだけで⋯⋯ゾクゾクする」
彼女の声を聞き、冨岡は唇を塞いだ。舌を捻じ込み、口内を蹂躙すると、彼女は面白いくらい反応を見せた。体が痙攣し、生理的な涙を溢して、冨岡の首に縋り付いた。
冨岡は、意を決して宇那手の足の付け根まで指を這わせた。濡れている。卑猥な体液が、指を伝って来た。
「問題無さそうだ」
彼は、つぷっと、人差し指を宇那手の秘部に押し込んだ。狭い。何も受け入れた事がない証だ。
「あぁ! そんな⋯⋯! 私⋯⋯私⋯⋯こんな、はしたない声」
消え入りそうな宇那手の言葉を聞き、冨岡は今度こそ意識して首に歯を立てた。感じやすく、妖艶で、美しい娘を、他の誰にも取られない様に。幾つも印を付けた。自分の物だと。
(もっと奥の方が良いのか?)
冨岡は、書物で学んだ事を思い出し、ずぶ濡れになった人差し指を抜くと、代わりに一番長い中指を押し込んだ。
「やっ!! 私⋯⋯おかしくなる!!」
宇那手は、ポロポロ涙を溢しながら叫んだ。それでも、冨岡を強く抱きしめている。
(普通は、中で感じる様になるまで、時間が掛かると読んだが⋯⋯)
冨岡は、好奇心で宇那手の秘部の上にある、突起を親指でなぞった。
「ひゃあ!! それはっ!!」
宇那手は、最早悲鳴の様な嬌声を上げて、身を捩った。
「冨岡さん!! 駄目!! 駄目です!! それ⋯⋯おかしくなりそうっ!!」
「随分と敏感だな。この身体で、この服を纏って任務に励んでいたとは⋯⋯。もう少し用心深い人間だと思っていたが⋯⋯」
冨岡は、指を二本に増やし、中を寛げる様にバラバラに動かした。決して無理をさせない様、ゆっくりと。