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イケメン戦国<私だけの小さな恋の話>

第12章 続・見つめていたい〜明智光秀〜



「政宗ー!」
私は政宗を見つけると駆け寄った、

「この間はありがとう。私、頑張ることにしたよ」
「あ?あぁ、あれか。おう、頑張れよ」
「ま、飽きられたらいつでも相手してやるからさ」
政宗は私に肩を回しながらニヤリと笑う。

「…?あ、ありがとう」
「お前、そこはありがとうじゃないだろう」
冷ややかな声がした。

「光秀さん!」
「げ…」

政宗が逃げようとすると、光秀さんが捕まえる。

「政宗、素晴らしい助言をしてくれたそうじゃないか。しっかり礼をしてやらねばなぁ」
「や、大丈夫だから俺は…」
「まあ、遠慮するな」

光秀さんはそう言って政宗を掴むと、引き摺りながら連れて行ってしまった。

「こわ…」
家康が近づきながら呟く。

「あ、家康」
「馬鹿だな、政宗さんも」
「本当にね」
私はくすくすと笑う。

「楽しそうだね」
「うん、今を楽しむことにしたの」
「へえ、あんたらしいね」
家康もくすっと笑った。

そうだ、今を楽しもう。
怖がっても変わらないなら。

しっかり見つめていきます、光秀さん。
あなたとこれからの未来を。







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