第7章 練習試合1
貴方side
辻堂捕手(…まさかうちが初回から無得点なんて。この星原さんが一番大きいだろうけど、守備もかなり出来る。これは集中しなければ)
辻堂投手「っ」
シュ_
貴「…」
カンッッ!
辻堂「なっ!?」
パサッ
睦子「っやったー!ホームラン!!」
太鳳「流石、怜花」
辻堂の投手の球は、スライダーっぽい感じだったけど変化球を持ってる私には遅く見える
コーチ(1球で……まさか監督が星原君が居たから、練習試合を組んだのか…?)
『5番キャッチャー、茂野君』
大吾(よし、怜花に続くぞ!)
辻堂投手「っ!」
茂野「っ!」
コンッ!
辻堂捕手「っ!!」
審判「セーフ!」
睦子「2塁まで行った!」
弥生「やるねー、うちらのピッチャーとキャッチャーは」
『6番ファースト、椛島さん』
太鳳「続けー!アニータ!!」
辻堂投手「っ!」
アニータ「…」
カンッ!
審判「ファール!」
辻堂捕手(…やはりそうか。こいつも初級のスライダーに手を出して来た、前の回の三振を見てスライダーに絞ってきたな。
なら、真っ直ぐの組み立てに変えるだけだ)
辻堂投手「っ!」
アニータ「!」
カンンッ!
辻堂「!!」
千里「やったー!ホームラン!」
仁科「これで自力で3点返しだ!」
アニータもホームランを打ち、10-3に
『7番ライト、仁科君』
アニータ「まだまだ繋いでこー!」
貴「いけー!仁科!」
仁科(……先輩のように、俺も!)
辻堂投手「っく!」
パアアン!
審判「フォール!」
辻堂捕手(分からん…狙い玉を絞ったんじゃないのか?)
辻堂投手「っ!」
仁科「…っ」
カンンッ!
貴「よし!」
仁科が打ち、1塁に
コーチ(…っ星原君を筆頭に全員が強い、何だこのチームは)