第34章 異変
貴方side
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次の日
貴「…わざわざ2年の教室までありがとね、仁科」
仁科「いえ、心配なんで…」
足を捻挫中の私は、あの日から送り迎えをしてくれる仁科にお礼を言う
正直教室までは良いとは言ったけど、嫌ですの1点ばりな為付き添ってくれた
かなりの心配性だな……
ザワザワ…
貴「……何か、隣の教室騒がしいな」
仁科「っすね………あれって、佐倉先輩じゃないすか?」
仁科がそう言いながらの場所を見ると、私達に気付いた睦子が血相を変えた表情でこちらに走ってくる
睦子「怜花!!!それに仁科!」
貴「どしたの、そんな血相変えて」
睦子「大吾がっ、大吾が倒れたのっ!!」
貴・仁「………………え?」
☆☆
昼休み、グラウンド前
私達は睦子に一通りの話しを聞いた
朝に一緒になり、仁科が言っていた照明の件を話したらしいが反対されたらしい
それを伝えといてと言われたが、睦子は大吾が言ってと返したみたい
そんな中いきなり大声を上げながら、呼吸を乱しながら倒れたらしい
仁科「……キャプテン、どうしたんすかね…」
貴「…」
………少なからず、あの練習試合のあと……光に言われたあとだ
………ストレス…か?
過呼吸なる程、大吾にとっては辻堂との試合が…光からの言葉が、心に残ってるんだ