第30章 豹変したキャプテン1
貴方side
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部室
ガチャ
貴「おはよう」
睦子「!怜花!!」
中には睦子達女子全員が着替えていた
アニータ「師匠!足大丈夫ですか!?」
貴「重症じゃないし大丈夫だよ、治るまでは見学しか出来ないけどね」
太鳳「良かった、心配したよー」
弥生「そうね、骨折とかしてなくて良かった」
皆ほっとしながら心配してくれた
睦子「にしても早いね、お母さんとかに送ってもらったの?」
貴「いや、仁科に送ってもらった」ズバッ
全員「!!」
アニータ「ええー!?仁科がですか!?」
貴「うん、仁科ん家と私ん家通り道だから来てくれたみたい」
アニータ「……もしかして」
千里「やっと気付いたのかな?」
弥生「へえー、自覚した感じ?」
太鳳「こりゃ弄りがいがありそうですなぁー」ニヤニヤ
睦子「太鳳……」苦笑
星蘭「悪い顔になってるわよ…」
貴「?」
千代(……やっぱり仁科君は、怜花が好きなんだなぁ。何となく分かってた、悔しい気持ちもある。
けど、怜花が相手なら……諦められる自分が居るのは、、同じ位好きなんだ、親友として)
☆☆
皆は着替え終わり、朝練を始める
けど、、いつも一番早く来ていた大吾がまだ来てない
パァン!
仁科「っしゃあ、もう座って良いぞアニータ」
アニータ「ええ!一昨日試合で投げてるんやで?まだ今日は軽い調整にしといた方がええで。キャプテンの指示も仰がんと…」
仁科「大丈夫だから、良いから座れよ。この位屁でもねーよ」
アニータ(……まぁ、気持ちは分かるけど)
仁科(俺等より奴等を取ったのは分かったよ。でも、あれで心折ったと思うなよっ!)
パァン!
近くに座り仁科のピッチングを見ていた、相変わらずコントロールだけは良いんだよね
貴「仁科、朝から無理はするなよ。程々にだよ」
仁科「うす」
すると…
カツカツ…
睦子「…!大吾」
大吾「おはようー!」
弥生「早くないね」
太鳳「キャプテンが30分遅刻とかないわー」