第18章 変わった幼なじみ1
貴方side
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審判「プレイ!」
真里男「…」
光「どこからか制球を乱し、カウントを悪くしておきにいき、打たれたのか考えろ。
おそらくほとんどのきっかけはメンタルでしかないはずだ、真っ直ぐに魂を込めろ。
その変化球は所詮マリオボール2号だ、お前の力のあるストレートこそ、マリオボール1号なんだ!!」
真里男「っ!!」
貴「っ!!」
パアアン!!
審判「ストライクツー!」
貴(……な、何今の速さ、今までの中で一番…)
真里男「っ!!」
貴方「っ!!」
カンッ
光「!!」
僅かにバントに当たるが
パアアン!
審判「アウト!スリーアウトチェンジ!」
軽く取られアウトになる
貴「……っくそ!」
悔しい気持ちで、ベンチに戻る
光(……真里男の本気の球に、1球でバントに当てた…………やっぱり、昔から変わらないね、その揺るがない強さは)
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5回裏
『6番ショート、国友塁侍君』
貴「……」
ヤバイな、足が、ズキズキ痛みを感じる
あまりの激痛に、汗を流し始める
塁侍(……足、気にしながら投げてるな。やっばりさっき痛めたんだな……けどファンだけど、手加減は出来ない)
審判「プレイ!」
貴「っ!!」
パアアン!!
審判「ストライーク!」
塁侍「おぉー、やっば速い速い」
貴「っ!!」
塁侍「っ!」
カンッッ
塁侍「げっ」
大吾「オーライ!」
大吾が拾いに行きながらも、私も拾いにいく
大吾「…っ!!」
ズササッ
貴「なっ」
大吾が取るのかと思ったら、いきなり止まる大吾
急いで私が拾って投げようにも
審判「セーフ!」
貴「…おい、大吾!今オーライって言ったじゃん!」
大吾「あ、ご、ごめん」
貴「?」
何か、大吾の様子がおかしい
光「…」