第16章 再会1
貴方side
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『4番ピッチャー、星原さん』
5回表、15-5で勝ってはいる
千里、太鳳が塁に居る中とりあえずヒットを打つしかない
審判「プレイ!」
貴「…っ」
……ヤバイな、さっきより足の痛みが強い、けど負けられない
真里男「っ!」
パアアン!
審判「ファール!」
こいつが見せた、謎の変化球……使えないのはキャッチャーで取れる奴が居ないからだ
何度も投げればそれがバレるし、ランナーが居るときは尚更だ
真里男「っ!」
真っ直ぐだけなら、私を含めて怖じ気づくうちじゃない!!
カンッッ!!
真里男「!」
審判「ファール!」
貴「…ズレた」
真里男「っ…」
?「へぇ、相変わらず良いスイングしてるね」
国友「…来たか」
すると、何故か国友監督がこちらに向かってきた
国友「タイム!選手交代、キャッチャー井上から坂口」
睦子「……坂…口…?」
貴「………………うそ」
大吾「……」
?「お疲れ、いのっち」
井上「あ、あぁ。頼む」
……何で…
カツ
貴「………ひか…る…?」
光「久しぶり怜花、リトル以来だね。大吾君も」
大吾「…光」
貴「…な、え、ええー!?な、何で光がここに?!」
睦子「!やっぱり光君だ!」
太鳳「知り合い?」
睦子「うん、少年野球で一緒で。それに怜花の幼なじみなんだ」
太鳳「え」
光「色々あってね、中1からこっちに引っ越してきたんだ」
貴「…そう。てか……何で、捕手してるの…?」
光「あぁ、もうピッチャーは出来なくなったからね………"あの怪我"で」
大吾「っ!!」
あの怪我って、リトルに大吾とぶつかった時の…?
大吾(……ピッチャーが、出来なくなった…?あの事故で…)