第15章 幻影ボール
大吾side
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貴「っ!」
グググっ
真里男「!」
パアアン!!
審判「ストライーク!」
塁侍「スライダー!?」
?「曲がり方半端なく早くね?」
貴「っ!」
真里男「っ!」
カンッ!
審判「フォール!」
貴(当てやがる……ふう)
…くる、怜花が言ってた新しい変化球
貴「っ!!」
シュ_
真里男(ストレート……………!?!)
シュン…
パアアン!!
審判「ストライクツー!」
真里男「なっ、き、消えた…?」
大吾(今のは…)
怜花が投げたストレートは、途中で消えたかのようなボールだった
いつの間にかミットに入ってた
睦子「え、な、何今の!?」
アニータ「変化球?」
仁科(…そういえば先輩、ずっと練習してた。これがあの時の変化球……やっぱすげー)
貴「っはぁ!」
シュ_
パアアン!!
審判「ストライク!バッターアウト!スリーアウトチェンジ!」
太鳳「よし!」
弥生「さすがだねー」
国友「…米山、井上でも大丈夫だと思うがどーもこのチーム正体が分からん、星原君も居るしな。
念の為坂口を呼んでこい、パソコンルームにいるはずだ」
コーチ「え、はい」
★★
?side
辻堂学園、パソコンルーム
ガラッ
コーチ「おい坂口、監督がお呼びだ。練習試合にお前も出すかもしれないから来てくれ」
?「少し待ってくれますか。さっきの試合のデータ整理もうすぐで終わるんで」
コーチ(…暗いな、電気くらい付ければ良いものを)
?「…でも、僕も出ろなんてそんなに相手強いんですか?」
コーチ「いや、A組と張る程ではないがやっかいな投手が居て中々点差が埋まらない」
?「…投手」
コーチ「星原君だ、監督も推薦していたらしいな」
?「!!……………へぇ、大吾君と一緒の風林に居たんだ」
コーチ「?どうした?」
?「いえ、終わりましたので行きましょう」
…………久々に会えるね、怜花