第10章 マリオボール
貴方side
真里男「っ!」
貴「っ!」
カンッ!
審判「ファール!」
真里男「!」
カンッ
審判「ファール!」
真里男(コイツ…俺の真っ直ぐに慣れてきてる、ムカつくっ)
睦子「良いよ、怜花!」
アニータ「見えてますよー!!」
コーチ「井上!」
井上「!た、タイム!」
辻堂捕手の人は、タイムを取り真里男というやつに走る
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真里男side
井上「おい、真里男。いつまで真っ直ぐにこだわってんだよ。くだらない意地張ってねぇで変化球投げろ!」
真里男「…別に意地なんか張ってねぇよ、そんな余裕もない相手だって分かったしな」
井上「!」
あの星原という奴は、多分風林で一番強え
守備の奴等もかなりだけど、主体はアイツだろうな
星原の事はファンの兄から少し聞いた事がある、ほぼ聞き流してたけど
親父も推薦した程みたいだから、どんな奴かと思ってたけど予想以上に強え
だからこそ、なんか同じ投手として、エースとして何が何でも負けたくねぇんだよ
真里男「ただ満塁だから心配なんだよ。井上さんじゃ、マリオボールを後ろに反らすんじゃねぇかと思ってさ」
井上「ば、馬鹿にすんな!取ってやるよ、だから安心して投げろ!!」
真里男「あっそ」
井上「っっボールを見るな!俺を見ろ!!」怒
☆☆
貴方side
貴「…」
ここまで真っ直ぐだけだったな、そろそろ変化球くるか…?
審判「プレイ!」
真里男(しょうがねーな。ま、肩も暖まってきたし一丁見せてやるか)
貴「…」
真里男(…これが、魔球マリオボールだっ!!)
バッ
貴(真っ直ぐ……!じゃない!!)
コロッ
井上「!」
辻堂捕手の人が取れず落とし、私は1塁に走る
真里男「ダアホ!!やっぱりやりやがった!!」怒
千里「イエーイ!」
井上「っ!!」
パアアン!!
審判「アウト!スリーアウトチェンジ!!」
1塁に走るが、辻堂捕手にアウトにされる
以外と肩強いな
10-4