第1章 暴走デザイア! 【フロイド】
「小エビちゃん、ほっそいね。このまま力入れたら折れちゃうんじゃない?」
掴んだ腕にぐっと力を込められる。
「いっ…!?」
「アハハハハぁ!!可愛いね~♡」
「フロイド先輩っ、やめてくださ…っ!!」
本当に折れてしまうんじゃないか不安になるほどの痛みが私を襲う。
目に涙を浮かべながら必死に静止すると、案外すぐに手を離してくれた。
「小エビちゃんの可愛い顔みてたら~、オレ勃って来ちゃった」
「…っえ……?」
見てはいけないと思いつつ、目線をそこに合わせてしまう。
__フロイド先輩の欲棒が、寮服の上からでもわかるほど主張していた。
「ふ、フロイド…先輩っ、私早くお仕事に戻らないといけないので_」
「逃がすわけないじゃん。ね、ちゃん♡」
「んぅっ、!?」
急に抱き寄せられ、重なる唇。
あまりに急な出来事に頭が混乱する。
_いや、先程の彼の発言からしてこうなることは予想できたのだが、信じたくなかったのだ。
「…っあ/// んむぅッ…んァッ…////」
「ん_っ、かわいい、かわいいよちゃんっ」
くちゅくちゅといやらしい水音をたてながら、甘くとろけてしまいそうなキス…
息苦しくなった隙をついてねじ込まれた舌は、人間である私よりもはるかに細長く喉の奥を刺激する。
「っはあ…// はあっ…///」
「睨んだって無駄だよ?唆られるだけだし。まだまだ離す気なんてないから……♡」
抵抗も虚しく、フロイド先輩はアズール先輩が私のために作ってくれたモストロ・ラウンジの制服に手をかける。
「あっ、ダメ…!!」
_ビリッ__!!!!
私の声がまるで聞こえていないかのように、躊躇なく服を破かれた。
ワイシャツの釦が弾け飛び、下着が露になる。
「やっば…♡すげ~エロいじゃんっ」
「_みっ…見ないでください…!!_んぅッ…//」
うるさい、と言わんばかりにまた唇を塞がれる。
さっきより長く激しさが増し、何回も意識を手放しそうになるけれどフロイド先輩はそれを許さなかった。
そして腰に回された手はだんだん上に上がっていき、ついに私の胸を弄り始める。