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【ツイステ】アナタのトリコ。【短編集】

第6章 限界プラトニック!【クロウリー】




仮面を外した彼の表情は、いつもより何倍も儚くて
首に回した腕を離したら消えてしまいそうだと思った。

「私を本気にさせたこと、後悔させてあげますよ」
「…それはどうかなぁ、私は本気になって欲しかったんですから」


首筋を這う彼の唇がくすぐったくて、自然と笑みが零れる。
ずっと憧れていた彼が、今私の目の前で、私だけを見て、私だけを感じている。

夢のようなシチュエーションに涙が出そうになった。

生徒と教育者…プラトニックな関係でいなければならないのに、私たちは今日それを破る。
拭いきれない背徳感が、2人の興奮をさらに煽った。


慣れた手つきで胸のボタンを外し、中に手を忍ばせる。
いつもつけている指の器具は、いつの間に外したのだろう。
ひんやりとした人肌の感覚が熱くなった肌に触れて……

「あ…っ、んんっ…」
「少し触っただけでそんなに声が漏れてしまうとは…そんなんじゃこの先持ちませんよ?」

下着の上からやわやわと揉まれ、もどかしさに声が漏れでる。
もっと激しくして欲しい。
彼になら酷くされたって快楽になる。


「…っん、学園長…っ」
「…今は、ディアと呼びなさい。」


胸を弄ぶ手はそのまま、甘くねっとりとしたキスをされる。
口内を犯す大きな舌に、全てを簡単に捉えられてしまう。

「…ん…っ、はぁ…ん…」
「んぅ…っ、ぁ…っ、んちゅ…」

お互いの舌と舌の間を銀色の糸が結んだ。
だらしなく開いた私の口から、どちらのものとも分からない唾液が垂れる。

「ん…勿体ない、零してはいけませんよ?」

彼は私の頬に舌を這わせ、零れた唾液を舐めとる。
だんだんと下に下がり胸の谷間に到達した時、ブラのホックが外された。

「…っ、ディア、恥ずかし…っひぁあ!?」

左胸は揉みしだかれ、右胸は敏感な頂をわざと避けるようにちゅ、ちゅ、とキスされる。
…触れそうで触れられない感覚にもどかしくなって、身体をくねらせてしまう。

「ふふ、どうしたんです?…そんなに動いたら君を堪能出来ない。」

腕を頭上でまとめられ、ディアの前に差し出す形になった私の胸は、これから来るであろう快楽の愛撫を待ちきれずにいた。

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