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【ツイステ】アナタのトリコ。【短編集】

第5章 狂熱エクスタシー!【イデア】




監督生氏と2人で過ごせる…しかも僕の得意分野であるゲームをやりながら!
ホラゲを進めるという状況なら無言になったって別におかしくはないし、怖がって縮こまる監督生氏を見られるだけで最高ですな…!!!


「得意でござるよ、こんなの僕にかかれば余裕っしょ…早速今からでも…」
「今からやりたいところなんですけど、今日はちょっと用事があるので___」


天国から一気に地獄に落ちた感覚。


…そりゃそーですよね、監督生氏はみんなのアイドルで僕みたいなクソど陰キャとは比べ物にならないくらいキラっキラな学園生活を送ってらっしゃる。
予定が詰まっていることくらい当たり前だ、何を浮かれていたのだ拙者はッ…

「___ということで今夜、イデアさんのお部屋にゲーム持ってお伺いしますね!」
「あぁうん、そうだね……………えっ!?今夜!?!?!?」


前言撤回、地獄から天国に格上げ。
ハピエン厨も泣いて協会建てに来ますぞ???



…なーんて、期待するだけ無駄かあ。



こちとら監督生氏に特別な感情なんかないことくらいわかってんだわー。
我ながら悲しい。


…それでも大好きな彼女と一緒に過ごせるのならいいと思えた。
今日は捻くれ者の自分は封印して、監督生氏とのひとときを楽しもう。













___時刻は20時___
ツナ缶をたらふく食べ終えたグリムはぐっすりと眠っているし、イデアの元に遊びに行くなら今しかない。


は急いで準備すると、足早に鏡舎に向かい、イグニハイド寮へ行った。
イデアの部屋には何回か行ったことがあっため迷うことは無かったが、不自然なくらい人が居なく、静かな雰囲気の寮内に少し不気味さを感じる。



……まるで、彼女がプレイを断念したこのホラーゲームみたいな___




「…っ、考えただけで怖くなってきた…変なこと考えるのはやめよう…。」


静まり返った廊下に、の足音がひた…ひた…と響く。
ビクビクしながらもイデアの部屋の前まで着くと、なんだか安心した。


…でもなんだろう、いつもと違って異様な雰囲気を漂わせている気もするというか…



「…い、イデアさん、です!入りますね~」


____ガチャリ____


「…あ、監督生氏いらっしゃい…♡」
「ぎゃあああああああああああッッ!!!」

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