*Un moment heureux*(R-18)
第1章 出会い ※(全員)
?『うーわっ。めっちゃベロベロじゃん。』
?『強制的に酒飲ませるとか、モラルに欠けた先輩だな……。』
?『名無し子?……大丈夫かな?私の声が聞こえるかな?』
「だいじょーう…」
?『意識もある…………呼吸もちゃんと出来てるね。後は安静にしてもらって…状態が悪化するようだったら救急車を呼ぼうか。』
徐々に意識がハッキリしてきた。
なんでこうなったんだ…?
あぁ、先輩に飲まされてイッキコールされて……。
?『……おはよう。具合は大丈夫かな?』
「だいじょうぶ……です…………!?」
?『ふふ。そんなに驚いた顔しなくても大丈夫だよ。君がよく知ってる私だろう?』
「な、な、な、な、なんでこんなとこに先生が!?」
え!!おかしいだろ!?
なんで三次元の世界に寂雷先生が!?
どして!?どしてどして!?
寂『一二三くんと独歩くんもいるよ。ただ2人は今買い物に行ってるよ。』
「え、あ、はぁ」
寂『一二三くんは君の大好物のオムライスを作るって張り切って買い出しに出掛けたよ。独歩くんは半ば強引に引き摺られて行ったけどね。』
「そ、そうなんですね……。」
それにしてもこの部屋見て引いてねぇかな……。
寂『ふふ。本当に私達が好きなんだね。』
引くどころか天使の笑み!!!
ヤバい!光が降り注ぎそう!!!!
ひふ『ただいまー!名無し子ちん起きたー!?』
独『あまり大きな声出すな!何時だと思ってるんだ!』
一二三くんと独歩くんと目が合う。
すぐさま一二三くんはドタドタと近づいてきた。
ひふ『名無し子ちーん♡︎』
熱い熱い抱擁。
ふわりと香る一二三くんの香水。
この状況は夢なんじゃないかと思った。
うぜぇ先輩に酒を飲まされて、
地獄の飲み会を乗り切った私へのご褒美だ。
きっとそうだ。これは夢だ。
ひふ『夢だと思ってる?』
「へ?」
ちゅ。
ーーーーーーー!?//////
キスされてる!?
え!?え!?え!?え!?
うそうそっうそうそうそ!?