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訳有り審神者と刀剣の事情・・・

第3章 第一夜


※グロい表現が入ってます


鯰「だめ!もう弾切れだっ」

今「うそでしょー!?」


どうやら私の読みは当たったようだ。彼らもここまで人間ごときに苦戦を強いられるとは予想していなかったのだろう。
この時を待っていたと呪いを唱えかけた直後、鯰尾の後ろから飛び出てきた人物と激しく刀がぶつかりあった。


浦「遅れてごめんよ!加勢するぜっ」


鯰今「「 ナイスタイミング、うらしま──!!」」


弾き返しても竹垣や僅かな幹から反動を使って仕掛けてくる浦島の一撃は重い。
受け止めるたび、足元が滑って膝から力が抜け落ちそうになる。一瞬一瞬どうにか耐えているものの、いつ押し負けて刀が自分に振りかかるか分からない。
足場をカバーしようと無意識に腕に力が入ってしまうため強い負荷がかかり、傷口から大量の血が滲み出して、とうとう視界がぼやけてきた。

戦い慣れしてるとはいえ、ここでこのまま戦うのは得策ではない。そうは言っても、逃げる機会を無くしてしまったのも事実だ。

浦島との鍔迫合いの最中、横目に見えた鯰尾がニヤリと笑みを浮かべる。それを疑問に思うも束の間、背後から傷口を抉るようにぐちゅりと指を差し込まれた。


「ヴぐっ、あ"ぁ"っつ」

今「ぼくともあそんでくださいよ、にんげんさ・ん!!!!」

重い蹴りを食らった体は、意図も簡単にバランスを崩して馬乗りを許してしまう。やっと遊んでもらえる今剣は、肉の感触を楽しむようにバラバラと指を動かし始める。
カヲルは全身を駆け巡る痛みと圧迫感から逃れるべく、食い込むくらい強く拳と唇を噛み締めて耐えた。


鯰「楽しそうだなぁ、でも、そのやり方は生温いよ、今剣。やるなら・・・」


浦島の持っていた刀を躊躇なく突き刺してきた鯰尾の表情に悦が入る。その容赦ない動きに視界いっぱいに火花が走り、ぶちぶちと肉が切れる嫌な音が耳元に響く。


浦「えげつないことするねぇ」

鯰「そういう割には楽しそうだけど?ねぇ、これを使ったらこの人間、どうなると思う?」


取り出した薄紫色の小さな液体瓶を刃先から少しずつ垂らせば途端に肉が焼けるような悪臭が鼻についた



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機会(タイミング)
鍔迫合い(つばぜりあい
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