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私の世界

第3章 新しい日々




「お前!キャプテンのどこにクールがないっていうんだよ!」
「逆に何を見てクールさを感じ取れと!?」
「おま、お前、分かってねぇなあ!ちゃんとキャプテンを見ろよ!」
「見てる限りクールがないって言ってんの!」
「お前キャプテンの戦ってる所見てないからそう言ってんだよ!ちゃんと1回見てみろ!」
「えぇ、やだよ!人がバラバラになるんでしょ!?何でそんなグロテスクな光景見なきゃいけないの!」
「そんな所見ろなんて言ってないだろ!キャプテンの良さを見ろって言ってんだよ!」


2人を相手に言い合いをして、ローの格好良さ…クールさを目の当たりにしない限りは決着が着きそうにないこの案件。しかし、朱里からすれば戦ってるだけでクールさが分かるのかと。クールな人は普段からクールなのに!という気持ちでいっぱいだった。


「分かった…1回戦いを見てからまた話そう…」
「おう…」
「そうだな…」


戦ってる間におちゃらけてる奴は相当の馬鹿か相当の事情があるか、相当の自信家だろう。そうじゃなければ普段ふざけている人間でも戦っている…それこそ喧嘩している間は格好良く見えるものだ。クールさとは違う。


「絶対、違う…ない…」


1人ブツブツと呟きながら部屋へ向かい、ベッドに腰を下ろす。無駄な言い合いをして精神的に疲れた所だが今は買った服を仕舞うという大義名分もあり部屋に暫く1人でいれるチャンスだった。なんだかんだ部屋にこもっていると誰かしら心配で見に来るので見に来れなかったが…朱里はもう一度部屋の中を改めたかった。


「まずは、ここ…」


昔母親と遊んでいる時に、玩具を隠してそれがどこにあるのか3つのヒントを頼りに探すという遊びをよくしていた。そんな時、箪笥の中によく隠していた。直してもすぐ荒れるからと放置される。多少配置が変わっても気付きはしない。なので、隠すのに最適であった。


「…わーお、ビンゴ…」


そこには普段使いしているであろう日記帳があった。自分自身でもガサツだし頭は悪いが、馬鹿は馬鹿なりに宿題はきちんとするとか日記を書くとかはしっかりしていた。ここに来てからは日記を書く余裕もなかったが同じ性格なら書いているという予想は当たっていた。
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