第6章 /休日/徊詮/
「うーん、よし。予定はもうちょいあとだったけど、なんかちょうど良く1年生揃ってきたし今日挑戦しよっか!」
「何が?」
「僕の今日の仕事、1年生に経験積ませるための呪いスポット探しと下見だったんだよね。
で、ついさっき月瑠と出てきたビルがそれ」
「えっ‥‥えっ!?」
「大丈夫。もう月瑠と噂になぞらえて呪刺激してるから!」
活きがいいのがいるよと
思い立ったが吉日とばかりに五条はこれからの予定を勝手に言う。虎杖の脳内には、先日観光と騙された廃ビルの呪霊退治レクリエーションが思い出された。
「じゃ、今から野薔薇も誘おう」
「‥‥‥ええっ、本当にやるの‥」
「俺には釘﨑が100億%不機嫌で登場する未来が見えた」
五条は釘﨑に電話をかけ始め、虎杖や月瑠は苦い顔をする。月瑠に至っては本当につい数分前まで自分が活性化させた呪いのため
なぜこんな事にと気分が沈む。
思い立ったが吉日、その日以降は全て凶日。
五条悟の場合
思い立てば最後、周囲の人間は振り回されまくるのだ。