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chocolate fondue

第2章 princess


時計の針が進む音だけが辺りを支配している

すー、すー

いや…そうでもないようだ
少女の眠る音が聞こえる

僕は少女に視線を移した

「…迷惑なヤツ」

また、僕はさっきと同じ言葉を吐いた

「…迷惑だなんて失礼ね、つかさ君」

目を閉じたまま、少女はそう言った

「起きてるなら早く帰れ…って、僕の名前を何故、知ってる?」

「へぇ、忘れたの?」

そう言うと少女は目を開いた
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