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chocolate fondue
第2章 princess
開け放たれた窓を見てると、誰かがそこから転がり込んできた
「………?」
ミルクチョコレート色の長い髪、それと同色のクラシカルロリータに身を包んだ少女…
どこかの物語から現れたような感じがした
じっ、と見つめていたら
長いまつ毛に縁取られた瞳がいきなりパチッ、と開いた
ミルクチョコレート色の大きな瞳が白い肌に良く映えている、可愛い系女子
「痛っ」
そう言うと少女は気絶した
「迷惑なヤツ…何なんだよ」
そのままにしておくこともできないから
仕方なく僕は少女を抱きかかえた
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