• テキストサイズ

Mia angela【リゾット・ネエロ】

第6章 彼とのこと


夢主side



シャワーを浴び終えてリゾットさんの部屋の前に立つ。
ドキドキする…
__ギィ
『!?』
ドアが開いて、スウェット姿のリゾットさん姿を現した。
私を見ると優しい表情をするリゾットさん。
見慣れないラフな格好もとても似合っていて、キュンとしてしまう。
「入れ…」
言われるがままに部屋に入る。
「適当に座ってくれ。」
ベッドの近くのソファに腰掛けると、リゾットさんがお茶を出してくれた。
「今夜は冷え込むから、温かいものを飲んだ方がいいと思ってな…」
『あ、ありがとうございます…リゾットさん』
リゾットさんが私の隣に腰掛けて、私の肩をそっと抱く。
「二人きりの時は呼び捨てでいい、夢主」
『リゾット…?』
「何だ、夢主」
リゾットさんが優しく微笑む。胸がギュッとなった。
緊張してティーカップを持つ手が震える。
カモミールの優しい香りがした。
『これ、おいしい…!』
「良かった。お前の為に今日昼間買っておいたんだ。」
リゾットさんが私を見つめる。
私のためにわざわざ…
それに何で…そんなに愛しそうな顔で見るの?
もっと好きになってしまう。
リゾットさんが私の顎をクイっと持ち上げる。
そしてゆっくり顔を近づけてきた。
目を閉じる。

__チュ

柔らかい唇が重なり、小さなリップ音と共に離れた。
「……今夜は、俺達しかいない。」
『…っ』
その言葉に鼓動が速くなる。

__チュ__クチュ

静かな部屋にキスの音が響く。
『はぁ……ん…』
リゾットさんのキスは、あまりにも上手すぎて途中で頭がぼーっとしてきてしまった。しっかりホールドされていて、当然逃れられない。
酸欠の中気持ち良さに溺れていると、ひょいと体を持ち上げられた。
『リゾットさ…』
ベッドに運ばれてそっと降ろされる。
「悪いが…余裕があまりない…」
そう言って強引に私の服を脱がし始める。
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp