第12章 安らげる場所_12章
マリアは、第二の故郷とも言える、
革命軍を旅立った。
一人旅の途中、寂しくなって少し泣いた。
マリアが、ローから聞いた
ハートの海賊団の今の経路だと、
おそらく『シャボンディー諸島』に
上陸している頃だと踏んでいた。
途中、『麦わらの一味』と
船長のルフィとひょんなことから居合せ、
目的地が同じであれば
一緒に連れて行ってくれると
船に乗せてもらえる事となった。
マリアからすると、
麦わらの一味は、普通の海賊のように
凶悪な雰囲気は全くない一味だった。
麦わらのルフィ、聞いたことある名前だった。
確かローが新聞を見てつぶやいていたのだ。
「麦わら…世界政府の旗を打ち抜いた…。」
「麦わら…?私も手配書で見た気がする…。
懸賞金も結構な額だっったような…。
ローと同じ“最悪の世代”じゃなかったっけ。」
「あぁ…そんなこと言っている奴も、
いるらしいな。」
会話はそこで終わり、そこまで話すことはなかった。
偶然にも、同じ船に乗せてもらっているのは、
マリアだけでなく、人魚と魚人、(とヒトデくん?)
が乗り合わせていた。
「なぁ、マリア~!
話してた能力、やってくれよー!」
ルフィが目を輝かせて頼んできた。
「そういや、マリアって
悪魔の実能力者なんだっけか。俺にも見せてくれよ!」
「俺も、見たいぞー!」
ウソップとチョッパー、その他のメンバーも
気になって、ルフィとマリアを見た。
「そ、そんな見られるほどすごい能力じゃ
ないんですけど…じゃあルフィ、いくよ!
カーム!」
マリアは少しルフィに触れた。
ルフィには、最初に出会った時に能力のことを
少し話したのでいち早く知っていたのだ。
みんな無言の空気になり、
なにも起こらないことに疑問に感じた。
ルフィはその後口をパクパクさせ飛び跳ねたり、
その辺にある樽を叩いたりした。
しーんとし、音は全く鳴ることはなかった。
「「すっすげー!!!」」
ウソップとチョッパーを目を輝かせて
ルフィに近寄った。
3人ははしゃいで笑っていた。
ルフィは相変わらず無音だった。