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【ワンピース】安らげる場所

第5章 安らげる場所_5章


しばらく沈黙が続いた。

マリアはなかなか寝付くことができなかった。
隣にローが居るせいか、寝過ぎて寝れないのかわからなかった。

「ロー、もう寝た?」

「なんだ。」

ローは相変わらず背を向けたまま返事をした。

マリアはローに話しかけたものの、
対した話題はなかった。沈黙を破ったのは、ローだった。

「…ベポを庇ってくれたのは感謝している」

「え…」
素直に礼を言われると思わなかったので
マリアは驚いた。

「…大したことないよ。
ベポが傷付くのが嫌で咄嗟に前に出ちゃっただけ。
もしかしたら、ベポなら避けられたかも…あはは…」

マリアは弱っていたせいかポツリと話し始めた。
「ロー、私ね、革命軍なの。
あ、革命軍の組織のことは知ってるよね、
悪い海賊から、海軍や政界政府まで
敵を回そうとしてる…」
ローは何も言わなかった。

そして色々なことを天井を見上げながら、
独り言のように話した。
最初この船に潜入した理由、
武器・薬の密輸は誤解であったこと。
子供の頃、村が海賊に襲われたこと、
革命軍に入ったこと。

「子供の頃、家族が助かったのは、
今の能力のおかげでもあるの。
家族で隠れて音を消して、海賊を欺いた。
だからこの能力には感謝してるんだ。
…闘うにはあんまり役に立たないけどね、えへへ…」

ローは相変わらずダンマリであった。
マリアはローが寝てしまったのかと、
ローの方を向いた。


「…俺は、『ナギナギの実』の能力を持った能力者を
もう一人知っている。」

「え…」

悪魔の実は同じ実は存在せず、1種類に1個と決まっている。
マリアも能力者になってから調べたのであった。
「(その世界で一つの能力の実が、
もう一つできるときは…
前の能力者は死んだとき…。)」

マリアが『ナギナギの実』の能力者である
ということは、ローの知人は、
既に亡くなっていることになる。
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