• テキストサイズ

【ワンピース】安らげる場所

第5章 安らげる場所_5章


マリアを抱えたベポとローは船まで走っていた。
苦しい。体中が熱くて動かせない。
もう死ぬのかな。

どうせ死ぬなら
サボに想いを伝えたらよかった。


マリアは目を覚ますとベットに寝かされていて、何が
あったのかすぐに思い出せなかった。
「ここ…どこだっけ。」

革命軍の自室…とは少し違った。
「ここは…そうだ、ローの部屋だ。」
自分がハートの海賊団に居たことを思い出した。

「それで、私、猛毒が傷口に入って、生きてる…」
死んだと悟った自分が生きていたのは
不思議な気持ちであった。

しばらくして、部屋にローが入ってきた。
「目が覚めたか、ほら、水だ。飲め。」

「ロー…」
マリアは喉が渇いていたので
大人しくローから渡された水を飲み干した。

「俺が手術して、毒は全て抜いてやった。
しばらく体の動きは鈍くなると思うが
栄養を充分に取れば治る。
後遺症は残らねえだろう。」

「手術…(死の外科医って普通の手術もできるんだ…)」

「感謝しろ。なかなか手擦った手術だったからな。
俺も体力を消耗した。」

「…ありがとう、でも何でそこまでして
仲間でもない私を?」

「ベポに話は聞いた。
あいつの買い物に付き合わせた挙句、
あいつを庇ったんだってな。」

「そっか…ベポは無事?」

「…あぁ。」

「そっか、よかったー。」

「…」

ローは再び部屋を出て、軽食を持ってきた。
今はもう夜が遅いらしく、見張りの船員以外は寝ているらしい。
マリアは約3日間眠っており、
ベポはその間ずっと看病をしていたが、
とうとう力尽きて眠ってしまったと
ローから話を聞いた。

「俺もベットを占領されてちゃんと寝れてないんでね。
今日は休ませてもらう。」

マリアが寝かされていた元々ローのベットは大きく、
二人が寝てもさほど狭くはなかった。

「…なんでローが入ってくるの?」

「元々は俺のベッドだ。」

「いやそうだろうけど、駄目でしょう。
色々と…もごもご」

「誰も病人に手出さねえよ、
病人じゃなくても、誰がお前なんかに手を出すか。」
ローは呆れたようにベットに入り、
マリアに背を向ける形で横になった。

「失礼だな…」
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp