第12章 体育祭と黄色
ちなみに次のあたしがでる競技は短距離走
でも出るまでおおよそ1時間30分程時間がある
征十郎も学級委員で居ないし、暇だ
あ、でも涼太が居るけど…女子がなぁ
『はぁぁぁぁ…』
「何ため息吐いてんの~?」
『紫原、別の組じゃなかったっけ』
「うん。暇だから#NAME1#ちんに会いに来た~」
・・・ここに涼太が居なくて良かったぁぁ!
あ、でも2年生で同じクラスになるみたいだし大丈夫かも
そう思って紫原を見ると、じっとあたしの事を見ていた
『どうした紫原
自意識過剰じゃなければあたしのことを見ているみたいだけど』
「#NAME1#ちん、いつも髪上げてないからさ~
その髪自分でやったの~?」
『ううん、友達に』
友達、友達で間違ってないよね
一応仲良いと思っても良いと思うし
「へ~器用だね
俺細かい作業苦手だからダメ~」
『うん。あたしもあまり得意とは言えない』
「いがーい、#NAME1#ちんなら何でもできそうなイメージなんだけど」
『征十郎じゃないんだから無理』
本当に征十郎は何でもできるよなぁ
料理と言い、勉強と言い…うん、すごい