第4章 き、来てしまった
『そもそも一年のこの最初のテストで一軍入った人なんていないらしーぜ…』
『まじで…!?
よくて二軍ってこと?』
今行われているのは1、2、3軍への振り分けテストだ
原作通りに行けば征十郎など他はふつーに1軍へ行けるだろう
『さて、黒子はどこかなー』
あたしの記憶が正しければ、31番だから…征十郎の後ろの後ろ!
っし!影を見つけた!
何でこんな細かいことまで覚えてんだ。と自己ツッコミしながら体育館の壁へと寄りかかった
「#NAME1#」
『どうしたの、征十郎』
「タオルをくれないか?」
『あ、征十郎のタオル?
はいどうぞ』
「ああ、ありがとう」
タオルで汗を拭う征十郎を見て、ちょっと聞きたくなったことを聞いてみた
『…征十郎は、1軍に入れそう?』
「まあ、今のところはね
#NAME1#から見てどう思う?」
え、そこでまさかのこっちにふってくるの?
原作では、1軍に入ってるし…乱すようなことはしていないから
『征十郎なら、入れるよ』
この一言で、征十郎の表情は少し柔らかくなった
それはとても優しい笑顔で、レアだなー。なんて考えてた