第4章 き、来てしまった
・・・来てしまったぁぁ!
帝光中学校に本当に来ちゃうとは…とりあえず征十郎を探そうかな
あ、でも主人公の黒子を探すのも良いなぁ
確かだけど、ここら辺で電話帳を持った緑間が
「これは電話帳なのだよ」
…居た。本当に居たよ。その前に黒子も居るけど
なのだよ使ってるよ、なのだよって
緑髪に高身長って目立つな。と思いながらその場を後にして適当に歩いていく
『話し掛けたら、原作が狂っちゃうんじゃ…』
ま、良いや
自分のクラス調べに行こっと
別に適当に過ごせばいいかなー。なんて思っていると後ろからそれなりに聞き慣れた声が聞こえてきて、クルリと振り返った
「#NAME1#」
『あ、あれ?征十郎
…そんな背、小さかったっけ?』
「#NAME1#よりはでかいと思うが」
『あ、クラス一緒だね
あとバスケの知識、植え込むだけ植えてきたよ』
「マネージャーやるのかい?」
『…やろう、かなぁ』
原作乱れないかな
まぁ、マネージャーやったくらいで乱れないと思いたいんだけど
目指せただのマネージャー!なんて低い目標を掲げて地味な中学校生活を始めようと決心した
「さ、中へ急ごう」
『征十郎は部活のパンフレット貰わなかったの?』
「みんな渡して来なかった」
それってオーラが出てただけなんじゃ…と思ったがさすがにそれは言わなかった
否、言えなかった(征十郎に言える度胸がまだ無い)
『ま、あたしも貰わなかったけど』
これは何を意味するのか分からなかったが、荷物などになるためもらわなくて良いと思う
ふわりと桜が舞い散ると共に、あたしは帝光中学校へと入学した