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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第10章 芽生え






予想通りメリーゴーランドを降りて即行で見つかった

でも、この状況は…予想してなかった


『さつき、これどうしようか』

「置いていくわけにはいかないもんねー
青峰くんなら置いてっても良いけど」


『え~
中学生?見えな~い!』

『ほらほら一緒に遊ぼうよ~
船とか一緒に乗ろぉ~?』

『わ~おっきいね!
どの位身長あるの~?』


分かっただろうか
俗に言う、逆ナンだ


『・・・置いていこうか
さつき、カフェ行こカフェ』

「うん。そうしようか」


さすがにあんな会話の中に誰が入れるかって

さつきには青峰にでもメールしておいてもらって、あたしは後程征十郎にでもメールしておこう


再びチラッと逆ナンされてる4人の方を向くと、紫原と目が合った
その瞬間にあたしは石化したように体が動かなくなった


なに、紫原ってあのー何だっけあの化け物
メデューサだったのかい?
じゃその紫色の髪はもしかして蛇?

「見つけた
#NAME1#ちんに桃ちん、ほらお菓子買いに行くよ」

「『え』」

デジャヴ?
なんかまた担がれてるんだけれども


「てことで、散ってくれないか?
進むのに邪魔なんだ」

・・・征十郎、僕司になってますから
ていうか女子にはもう少し優しくしようぜ

そう思ってフォローしようとすると、青峰が口を割った

「たく、適当な場所行くなよな
ていうか赤司、もう5時になるぜ
早く紫原の用事済まさねーと、帰れなくなんだろ」

どうしたんだ青峰ぇぇぇ!
お前が時間を気にするなんて…明日雪でも降るのでは!(季節的には夏なので有り得ないが)

まあそんな冗談は置いておいてと

『紫原下ろして
さつきは担がれてないのに、あたしだけ担がれるとか贔屓だ』


「だって赤ちん」

「却下だ」




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