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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第10章 体育祭






男子の騎馬戦が終わり、続くは女子の玉入れ

学年と色別で戦うのでハチマキを結びなおし気合を入れ直していると、違う色のハチマキを巻いたさつきが駆け寄って来る



「名前ちゃん!」

『さつき~!今日は負けないからね!』

「もちろん!負けないよ!」


カチューシャ風にハチマキを巻き、ポニーテールしているさつきは大変可愛らしい

観客席の男子たちがみな彼女を見ている気がするが、気持ちは分かる

自分の組の色のカゴの方へ戻っていったさつきの後ろ姿を見送って、しばらくすると玉入れが始まった

1年生はなぜだか知らないが2年生の次に戦うことになっており、終わるとカゴを円で囲む

ピストルが鳴り、ボールを拾って投げるを繰り返す


『あたしは緑間真太郎…緑間真太郎…』


自分で言うのもなんだが命中率は良い方と思う。だが他の人が投げて外れた玉が頭に降ってきたりして大変痛い

涼太に整えてもらった髪が崩れたらどうするんだと一瞬考えたが、まあいいかと心に緑間を飼い続けた


『…はぁ』



終了のピストルの音が響き、代表が玉が何個入っているかを数え始める

最終的に赤組の玉の数は圧倒的1位で、続く3年生も1位を取得していた

他の協議も上位ばかりを獲得していたので、これは征十郎パワーではなかろうかと1人考えながら競技を見ていた







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