• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第10章 芽生え





『くっそ、覚えてろよ』『このチビが!』

征十郎に合わせようとしたら、向こうから去っていった
捨て台詞を残して

・・・ん?
今チビって言ったよね、チビ…


「チビ…だと?」

『せ、征十郎
とりあえずありがとう、ありがとう
どうしてここにいるの?』

「あぁ、どういたしまして
どうせ迷子になってるんじゃないかと思ってね
案の定、迷子になってるじゃないか」

…ふぅ、良かった
征十郎の機嫌はまだそんなに悪くなかったみたいだ


「チビと言われたのは頭に来たけれどね」

違った…全然違った
完全に怒ってるよ、このままじゃオヤコロ司になっちゃうかも…うーん…


『征十郎は、あたしが少し見上げる程度の身長じゃん?』

最近征十郎が少し伸びて、ほぼ2cmしか変わらないけどね


『あたしからしたら、満足の身長なんだけど…
中学1年生の男子の平均なんて、152cmだし、ね?』

た、確か152cmのはず
同じクラスの名前の男子(ごめん名前何だっけ)が、149cmで嘆いていたのが4月頃の記憶にある


「…紫原や青峰ばかりに横抱きされてたじゃないか」

・・・その話し今持ってくる?
ていうか、誰だよこの目の前の人


『だって、征十郎だと背の高さ変わらないから…』

「俺だって#NAME1#くらい持てるさ」

本気で誰だよ
なんか征十郎がいじけ始めてるんだけども


うーん…なんて弁解すれば良いのだろう
背が高い3人と違って、良いところ良いところ…





/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp