第10章 芽生え
「本当にお前は…わざとじゃないのかい」
ついにゴクリとハンバーガーの無理矢理入れられた部分を飲み込めたあたし
そこから目にハンカチを当てると顔がヒヤッとした
さて、征十郎の質問に答えよう
『何が?』
「桃井、こういうのはどうすれば良いんだい?」
「ご、ごめん赤司くん
ここまでとは私も予想しかなかった…」
あータオル冷たい
というか紫原のまいう棒はどうなったんだろ
「#NAME2#大丈夫か?」
『んー、その声は青峰だね
どうした?』
そう答えると青峰に乗せていたハンカチを取られた
「な、なんでもねぇよ
俺さ別にお前のこと嫌いじゃねぇからな?」
『嘘だ』
「嘘じゃねぇよ!」
『…本当?』
「あぁ」
・・・ふむ、そこまで言うならしっかり信じてみようか
『とりあえずハンカチ返して』
「わりぃわりぃ」
あ、こいつ絶対悪いと思ってないよ
って冷たっ!
『せーじゅーろー』
「今日はやけに呼ぶね」
『おは朝の今日の射手座は人気者って言っていたからじゃない?』
「それは嬉しいね
ラッキーアイテムはなんだったんだい?」
『確か、小動物』
「小、動物…」