第122章 また会おうね
「「「「「!!」」」」」
「#NAME1#…これはどうしたんだい?」
『っ、』
「…前に見たことがあるのだよ」
『あたしはさ…いつかここから消えなきゃいけないんだよ
で、それが今日みたいなんだ』
「と、とりあえず先生呼んでくるッス!」
「「俺も!」」「わ、私も!」
『待って!』
叫んだがそれは遅かったのか、涼太と大輝、紫原にさつきは外に出てしまった
それがどうも悲しくて、頬に涙が伝った
「…中に入れないッス!」
「何か壁みたいなのがあるんだけど~」
『…やっぱり』
「知ってたんですか?」
『いや、さっきあたしが外出ようとしたら出られなくて…
それとこれもあくまで予想だったんだけど、本当みたい』
「これ…?」
『人がここを出る度、あたしがどんどん消えかけてくの』
「「「!!」」」
「#NAME1#ちゃん、出られないの?」
「じゃあどうすれば#NAME1#っちが助かるんスか!?」
必死で言っている姿にあたし大事にされてたんだなーと思いまた涙が頬を伝った
だけども今の状況で助かるのはない。と伝えるとさつきが涙を溢し、あたしも同じく涙がボロボロ落ちてきた
「緑間、黒子、ここは俺に任してはくれないか?」
「な、何を言っているのだよ!」
「緑間くん、任せましょう」
『テツヤ、緑間』
「後でまたお話しましょうね、#NAME1#さん」
「待っているから、早く来るのだよ」
『…う、ん!』
2人は見えない壁を通り外に出て、先に出ていた4人を説得していた
あたしはとりあえず立ち上がり、目の前に居る征十郎に自分のリボンを渡した
征十郎の後ろには出入口があり、彼を抜くキセキ達が真面目な顔をしてこちらを見ていた