第122章 また会おうね
「黄瀬くん!写真を一緒に…」
「あ、私も撮りたい!」
「ちょ、ちょっと待ってほしいッス!」
「俺らちょっと用あるから、先体育館行ってろ」
「お願いします」
「お願いね!」
「時間には間に合うようにな」
「えー、俺早く帰りたいんだけど~」
「もう少し我慢するのだよ」
『することバラバラ過ぎるだろ』
卒業式が終了してそれぞれが解散となり自由となった時間、キセキ達のすることがバラバラ過ぎてものすごく脱力した
まあ…それは既に知っていたことだが
『…あたしは先に体育館行ってるよ』
「ああ、終わったらすぐ行くよ」
『了解』
卒業式が終わった後にあたしとキセキ達にさつきの8人で最後に体育館で集まる。ということになっているのだが、何か原作でもこんなことあった気がしてビビった
所々で知り合いに会い話を交わしたりしながら着いたのは思い出深い体育館
入った瞬間に色んなことを思いだし、少し泣きそうになった
『やっぱ寂しいのか…』
そんなことを呟いて泣いてるとこを見られたくないからと外へ出ようとすると、見えない何かに邪魔されて出ることができなかった
まるで、壁みたいなもの
ふと自分の手を見るとこの間と同じように透けており、答えが分かったきがした
『タイムリミット…か』