第121章 春と恋心
「#NAME1#ちゃん」
『はーい』
「あのね、私ずっと#NAME1#ちゃんにお礼が言いたかったの」
『…お礼?』
キセキ達がストバスしていることにより強制的にさつきと2人になるのだが、まさかこんな話が始まると思ってなかったなーなんて思いながら耳を傾ける
さつきは間を少し詰めて、キセキ達を見ながら話を始めた
「#NAME1#ちゃんが監督になってからギスギスしていた空気も良くなって、サボってた青峰くんも練習に来てくれて…すっごく嬉しかった」
『…うん?』
「それに、今こうやってみんなで居られることが夢なんじゃないかってたまに思うの」
『うん』
「だからね、ずっと#NAME1#ちゃんにお礼言おうと思ってたの
ありがとう」
『…あたしは名前だけの監督だっただけで、やってたのはただのマネージャー業だよ』
「でも#NAME1#ちゃん、救うために監督になったって…」
『ソンナコト、イッタオボエナイ』
いやある。でも何かあたしのプライドが許さないため認めない
…でもここまでこれて、今一緒に居られてあたしもすごく嬉しい
「#NAME1#ちゃん…ふふ!それなら仕方ないよね!」
『でしょ?あたしは何もしてないから、お礼ならテツヤに言いなよ
頑張ってたから』
「でも、ありがと#NAME1#ちゃん」
『…どーいたしまして』
とりあえず、お礼の言葉だけ受け取ってあげるよ