第119章 着物でお正月
「お前いつもより胸小さくなってねぇ?」
『最・低』
一瞬した恋のドキドキ返せ。と思いつつ溜め息を吐いて大輝を軽く殴っておく
て言うかあたしがこいつに何かを求めたのが間違いだったんだな
「まあ、青峰くんだからこうですよね」
「でも最低だよ!」
「常識を考えるのだよ…」
「…心配して損したな」
『とりあえず大輝が最低ってことは分かったからいいよ
で、胸が小さくなったって?』
「いつもEくらいあんのにペッターンじゃねーかよ」
『だから人混みでプライバシーバラすなって何度言えばいいんだアホ峰
着物とか浴衣っていうのはそういうもんなんだよ』
「…なんつー話してるんスか」
「よく分かんないよね~」
『あ、涼太に紫原
明けましておめでとー』
「おめでとうッス」「おめでと~」
全員そろったね。と笑顔で呟くさつきにニコリと笑い返して神社の階段を8人で登り歩き出す
さつきの笑顔が何となく原作の泣いているときの姿と重なって、目を離したい気持ちにもなった。が、大丈夫だ
「#NAME1#っち着物なんスね!」
「何か歩きにくそうだね~」
『歩幅小さくすれば何とかなるよ』
「それより、後でストバス寄ろうぜ!」
「まだ来てお参りもしてないのだよ」
「青峰は楽しみなことのみ、せっかちだからな」
他のものにも興味を持ってくれれば良いですね。とテツヤはさつきに言い、対してさつきは慌てながらうん!と呟いていた
その光景が青春まっただ中という感じて、先ほどとは逆で目を離したくはなかった