第9章 遊園地とは
『もう流石に理由ないよ』
「…もうお前嫌いだわ」
「俺も~」
『え』
ちょ、嫌われちゃった
どうしよ、えっと、ここは謝るべき?
あ、なんか嫌われたと思うと泣きそ
ぐいっと目の前を並んで歩く2人の片手を引っ張り、その手を見つめる
『り、理由は分からないけどごめん
だから…』
ふと、謝るときは相手の顔を見る
と征十郎から教わったのを思い出して、2人の顔を見る
『嫌いに、ならないで?』
あ、ヤバい
涙出てきた
いや別に泣くほどでも無いんだが、嫌われたら悲しいじゃん
多分理由それ
その瞬間、紫原は紙袋に入れていたまいう棒を落とし
青峰は後ろに向かって倒れた(ちゃんと後ろ受け身とってたけど)
「紫原に青峰、どうしたんだ」
「おっおい#NAME2#!
お前はなぜ泣いているのだよ!」
「青峰くん!#NAME1#ちゃんに何したの!」
「・・・青峰、なんか意識が飛んでるんだが」
「ムッくんも放心状態になってるよ」
やば、本気で涙止まんない
人に面と向かって嫌いと言われるとこんな悲しいのか
場所が中途半端なところだからか、人が少ない場所で良かった
そんなことを考えていると、征十郎はさつきと緑間に指示をだし始めた
「緑間、こいつらをそこのベンチに座らせておけ
桃井はそのマジバだかに俺と一緒に買いに行こう」
「…分かったのだよ」「分かった、行こう赤司くん」