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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第117章 トリップとは何か





『(この間のは何だったのか…)』



あれから数日後、右手が消えていることに悩みに悩んで眠れない。とまではいかないが寝つきが悪くなった

おかげで授業中当てられることもあるが、まあ中学の授業は2度目のため何とかなる




「#NAME2#さん」


『はーい』


「次移動教室だけど、いいの?」


『あ、授業終わってたの!?』



ふと顔をあげると三津さん(帝光祭で色々すごかった子)があたしの机の前に立っており、手元には家庭科の教科書が持たれていた

キセキ達なんで教えてくれなかったんだあの野郎。と軽く怒っていると三津さんが待ってくれているようで、少し嬉しい気持ちになった




▽▽▽▽▽▽





「そ、私文芸部だから引退まだなの」


『バスケ部は2ヶ月前、全中終わったからね』


「見てれば分かるけど?」


『見てたの!?』


「弟がバスケ部だから」


『弟居たの!?』


「合宿明けに泣いて帰ってきた」


『…デザートの件はごめん。って謝っておいて』


「辞めることも考えてたよ」


『土下座して謝ります』



恐らく察してもらえただろうけど一応説明しておこうと思う

移動教室への道のりを三津さんと他愛ない話をしながら歩いていくのだが、なんつーか意外なことが多すぎてリアクションに困った




「#NAME2#さん」


『ん?』


「…#NAME2#さんって、本当は何歳なの?」



いやマジで、リアクションに困る他何もないんですけど

こういうときは何とかスルーしていたが、今回は違うやり方でかわしてみようと何か考える

パッと浮かんだのは1つだけで、すぐに口に出していて何言ってんだあたし。と思った




『み、三津さんは?』


「26」


『へぇー26か
じゃあ結婚考える年齢だね』


「そうね」


『…26!?』


「26」



まさかの返答に口をパクパクしていると三津さんが溜め息を吐いてこちらを向いており、少し冷静になれた

彼女はまさかの次の授業サボろ。と言ってルートを変えて歩き出し、受験生それで良いのか!?と思ったが26に関係ないなと思ってやめておいた

もちろん会話なんかはない











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