第116章 志望校
その日の放課後、生徒会の会長副会長(なぜか緑間は抜く)が呼び出された。と言うよりも来るよう征十郎から命令されて生徒会室へとやってきた
『…で、あたしは何で体育祭書類の処理をしてんの!?』
「緑間は別の仕事をやったからな、#NAME1#には別のものを用意しておいた」
『しなくていい!』
「間に合わないと感じたら俺も手伝うから、頑張れ」
『なら最初なら手伝えよ』
ぶつぶつ言いながらペンを動かしてとりあえず書き込みをしていくが、とりあえず参加できなかったのに不公平だと感じた
書類には優勝した組が書いてあり、気になったので確認すると予想通り征十郎率いるうちのクラスが勝ったようだった
相変わらず征十郎パワーすごいな
「ああ、見たのかい?」
『うん。優勝したみたいだね
これで征十郎体育祭3連覇でしょ?』
「そうだね」
『おめでとー』
「…あのクラスで優勝できないわけがないだろう」
『それ他のクラスに失礼だから、確かに嬉しいだろうけど言うのはやめてね』
でも勝って嬉しいって思ってくれるなら原作変えた甲斐があったなー。と少し微笑むとちょっと征十郎からツッコミをされた
それに対しごめん。と呟くとなぜか征十郎は黙り込んでしまい、焦ったがしばらくすると口を開いた
「#NAME1#は、高校どこに行くんだい?」