第116章 志望校
『うわ…』
「パンフレットの量がすごいですね」
「#NAME1#ちんが入院中にもスポーツ推薦が大量に来てたもんね~」
「俺たちよりも多いんじゃないッスか?」
「否定できないのだよ」
「さすがはバスケ部の聖母だな」
『その言い方はやめろ』
退院してから初めて学校へと登校して来た
そこで机の中を片付けようと中を見ると、高校の資料が大量に入っていてある意味引いた
て言うか病室に持ってきてくれれば良かったのに、ある意味面倒だなコレ
『…志望校、か』
「俺そういう堅苦しいの無理なんだよな」
「それは青峰くんだけでしょ!」
『あたしも無理ではないからね』
「うるせぇよ!」
「そうだ#NAME2#、進路希望調査を来週までに出せと先生が言っていたのだよ」
『何あの担任、鬼畜』
「確かに来てから次の週に出せっつーのは…鬼畜ッスね」
…まああたしの志望校は誠凛で大体決まっているから良いか、私立一本で行っちゃうつもりだし特に問題はないはず
パンフレットをガサガサ漁ると誠凛のパンフレットに付箋が貼ってあり、日向先輩かららしきメッセージが書いてあった。何これ嬉しい
「#NAME1#っち一緒に海常行こ!
3年間同じクラスなんスから、運命ッスよ!」
『却下』
「な、ならば秀徳に来させてやってもいいのだよ」
『緑間は理事長か何かなのか、おい』
「じゃあ桐皇来いよ」
「そうだよ#NAME1#ちゃん!一緒に行こ!」
『ぐ…ごめん。さつき』
「対応違くないッスか!?」
「あー、じゃあ陽泉おいでよ~」
『遠いよ!?』
て言うか緑間まで便乗するって何事、まあテツヤと征十郎がしないのは予想通りだけど、悪ノリか?
やっぱこのメンツうるせぇな。と再度確信してからまたパンフレットを漁っていく
その中にはキセキの世代と影が行くハズの高校が全校入っており、運命という言葉が頭をよぎった