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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第115章 遭遇






その後病室に戻ってドアを開けるとこれまた意外な人物がベッドの脇の椅子に座っており、あたしは目を見開いた

彼はニッと笑ってこちらを見て、久しぶりだな。と言ってこちらへ歩いてきた




『…お久しぶりです。虹村先輩』


「おー、大丈夫か?」


『骨折なら大丈夫です』


「入院してるって聞いたから何かと思ったら骨折かよ」


『…虹村先輩はなぜここに?』


「ただの一時帰国だ」


『はあ…』



そこまで深く聞いても無意味な気がして質問することをやめた

そりゃまあ気になるけど…そこまで深追いする必要はないと思う。て言うか答えてくれないと思う




「全中、3連覇したんだってな」


『当たり前です』


「あいつらができねーわけねぇもんな」


『こっちはまとめんの大変でしたけど』


「俺の去年までの苦労が分かっただろ」


『ヨクワカリマシタ』


「分かってねーだろ」


『はい』


「即答してんじゃねーよ」



虹村先輩との会話懐かしいなぁと目を細めながら車椅子からベッドへと移動する

どうやら虹村先輩は少しも同じことを感じたようで、表情を見るとあたしが今しているであろう顔と同じ表情をしていた












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