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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第115章 遭遇







「そうだ。お前確か中3だよな?」


『はい』


「学力は?」


『オール5』


「…」


「日向…」


「うるせぇよ!」



この会話から何となく成績が悪くはないんだろうけど微妙なんだろうなぁ…と予想でき、少し苦笑いをしておいた

日向さんはそれを誤魔化すかのように咳払いをして、なぜか木吉さんが喋り出した




「それなら誠凛来いよ!楽しいぞ?」


「何俺のセリフ取ってんだよ!」


「車で誠凛に来ないカー?キタコレ!」


「伊月黙れ」


『キセキ達並に面白いんだけど…何この人達』


「#NAME1#さん?」


『あ、別にダジャレが面白いってわけじゃなくて3人の会話を褒めてるんですよ』


「えっ」



自分のダジャレにウケたのかと勘違いしていたらしい伊月さんが言葉をもらしていたが聞こえなかったことにしておこう

笑いすぎたのかお腹が痛くなって少し顔を歪ませつつ、口を開く




『いいですよ。誠凛行きます』


「そーか…はぁぁぁぁ!?」


「ちょ、そんな軽く決めちゃっていいの!?」


『大丈夫です』


「おう。じゃあ待ってるなー」


「木吉も軽すぎだろ!」



まあ候補の中に誠凛は元々あったから何も問題はない。家からもそんな遠くもないし

それじゃあ。と言って車椅子を操作してその場を去っていく

ふわりと髪が揺れたと共に、あたしの心の何かが軽くなった気がした











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